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今年の4月から少しずつ実施されてきた、雑誌広告の入稿形態がとうとう来年2011年1月より完全に実施される事になった。
カラー原稿の色管理を主眼に置いた様な話になっているが、果たして本当に全てが効率化されているのだろうか?。更にクライアント→制作者(代理店・制作会社・クリエーター)→出版社→印刷会社の皆が効率的・コスト削減に繋がっているのか?とクライアントと制作者の立場から考えてみたい。 制作から印刷まで完全にデジタル化は数年前から出来上がっていた。但しデジタルプルーフに関しては全く使い物にならず、実際の印刷結果とは似て非なる物だった、そんな訳で唯一色校正の所が従来の校正機(商業広告なら本機校正)で色校正をしてOKであれば校了→印刷だった。ワークフローに関わる全ての人がこの色校正を元に最終印刷物を想定していた。でも出版業界では今年までの話し。 日本雑誌協会は今年の準備期間を経て(たった8ヶ月?)新たな「J2及びJ-PDF」での入稿しか受け付けなくなる。果たしてその影響はどうなるのか?。 出版社は入稿されたデータを何もしないで印刷会社に渡すだけ、制作者が出力したプルーフと同じ色調で印刷出来ない場合は返される。そして、制作者がプルーフに会う様に画像処理を施し、再び入稿する。その時再度指定のプルーフを出力見本として付ける。 こう書くと、とても便利になったと思えるのだが、果たしてそうなのか?。 戻る度にJMPAカラーで指定されたプルーファーで出力見本を出さなければならない。今迄の様にインクジェット出力の色見本は全く受け取ってくれないのだ。 個人事務所でこのJMPAカラー対応の出力機を持っている所は殆ど無いと思われる。 第一、高価過ぎて個人では買えないし、減価償却は全く出来ないだろう。 いつかはPDF入稿が当り前になる時期が来るとは思っていたけど、こういう時期になるとは思っていなかった。 社団法人日本雑誌協会(JMPA) JMPAカラーの詳しい事はこちらに載っています。詳しいロードマップや概要をダウンロード出来ますので、一度全部読んでみると良いですよ。これからどうなるのって思うから。 出版社と印刷会社は最終印刷の色には一切関知しないと言うことなのだ。全ての責任は制作者とクライアントに掛かってくる。制作者は出力見本を出す度にとてつもない経費が掛かる、それはそのままクライアントの請求額に反映する仕組みになっているのが、現状だと感じた。 今日、打合せに行ったクライアントの担当者の話では、メジャーブランドであればイメージ広告でワンクール同じ物を数誌に出せるが、毎月変えて行く様な内容の雑誌広告は出せなくなるって言っていた。 A4の広告で、一回色のプルーフ代で25,000円、それに画像処理代を含めると・・・・?。これでは、3誌に出稿していたものを2誌に減らさなければならないと。 結果的に出版社への広告掲載が2/3位に減るのではと、思っているのは僕だけだろうか?。 ![]()
by ektalure
| 2010-10-12 23:43
| 写真業界
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